【市原悦子】朗読ライブラリー<戦争童話シリーズ>ついにDVD化

市原悦子朗読ライブラリー《戦争童話シリーズ》DVD
「朗読ライブラリー 〈戦争童話シリーズ〉」
DVD発売

【市原悦子】野坂昭如さんとあまんきみこさんの二作品を読んでいると、私の本来あるべき姿に戻ったような気がします。 私の成長期で最も大きく私を形づくったと思えるあの敗戦後の食糧難時代。そこで精一杯生きていた子供の頃に、戻れるのです。

少女の私は、潔く、純で、その日暮らしなのに、明日を持っていました。 時を同じくしてどれだけの幼い命が戦争によって奪われたことか。

お二人は、子供と動物、また親子のきずなが戦争で無残にうちくだかれる様を、美しい鎮魂の童話にして、とどけてくださいました。

心が洗われる思いで、怒りを持って読んでいます。そうです。私は怒っているのです。

朗読:市原悦子
音楽:ミッキー吉野

第一部 ちいちゃんのかげおくり(あまんきみこ作・あかね書房刊)
ちいちゃんとお兄ちゃんに「かげおくり」を教えてくれた翌日、お父さんは白いたすきを肩に掛け、 出征していきました。残されたおにいちゃんとちいちゃんは空にかげおくりをして遊びましたが、その うち空は焼夷弾や爆弾を積んだ敵の飛行機が飛ぶとても怖いところになったのです。

第二部 年老いた雌狼と女の子の話(野坂昭如作・『戦争童話集』より 中央公論新社刊)
昭和20 年8 月15 日。日本人の集団が満州(現中国東北部)を、日本を目指して逃げていきました。 しかし、こうりゃん畑には4歳の女の子が1人残され、その側に年老いた大きな雌狼が女の子を守って、うずくまっていました。

引用元: インターネットテレビ オンデマンド動画サイト|オセロット.